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3.1.2.1.7 WG-Wの討議内容
EUROCONTROLのディレクタMr.PEscrittにより開会され、全体会議議長としてMr.FTomasello(伊)が選出された。テクニカル・オフィサーは、Mr.RWitzenである。全体会議は、最初の週のみ開催され、ドラフト・レポートが8月30日に配布されたが、最終レポートは会議開催中に配布されず、後日、E−Mailで配布の予定。
3.1.2.1.7.1 議事項目1(AMCP/4の結果レビュー)
ANCが、AMCP/4の勧告を認可し、事務局に対しVDLIMPLEMENTATION ASPECTSの発行を要求した。1996年末までに発行予定。
3.1.2.1.7.2 議事項目2(VDLモード2(物理層)バリデーション)
以下の報告がされた。
・バリデーション活動の完了
VDLのプロトコルについてのシミュレーションとフライト試験を行い、常に安定した動作であったことが報告された。
・ATNにおける適合性
VDLSARPsのSNDCF(サブネットワークに関する変換機能)に関する規定が、ATNのSARPsと異なっているため、ATNパネルに対し、修正案を提出することとした。
・モード1及びモード2のVDLSARPs採用
VDLの評価完了に伴い、VDLSARPs,VDLガイダンス・マテリアル等に関するICAOステート・レターに対し、各国及び機関の代表者が適切な回答(承認)を行うよう要望することとした。なお、VDL無線機の立ち上がり時間については、AGC設定のために2シンボル(現在のSARPsは4シンボル)で立ち上がるようSARPsの変更を求める回答を出すことが要請された。さらに、現在のBERに関する定義があいまいなため、訂正後のエラーレートが10 -4以下となるよう変更を求めることとした。
・VDLのための周波数計画
同一チャンネル干渉(CCI)については、今後、製品レベルの機材を使用した飛行環境下で測定と評価が必要であり、隣接チャンネル干渉(AC1)については音声に対する影響を評価する必要があるとの結論となった。このため、今後WG−BにてVDLのための周波数計画について検討す

 

 

 

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